29人目の受け入れ＆ノーマライゼーション西東京の会へ参加

昨日は、刑務所にいる時に更生保護施設への入所申請を数か所断られた方を受け入れました。

最近ではなぜか生き直しが最後の砦的な受け入れ施設になっている気がしていますが、どんな人であっても「家がない」という環境は変えていきたいなと思っています。

受け入れ後、【障がいがあってもなくても、外国籍でも、LGBTIでも、どんな障がい（生きづらさ）をお持ちの方であっても、安心して安全に過ごせるまちを地域を作りたいよね。】という思いがあって、立ち上げられた、西東京市の有志で集まるノーマライゼーション西東京の会に参加してきて出所者の話をさせていただきました。

帰り際にある方から「出所者は怖くないんですか？」と質問され、「怖かったらやっていないですし、怖いと思うことが偏見につながっている気がします」と。

やはり、出所者に対するネガティブなイメージは払拭できないですし、社会に出て「住まい」があって考える場所があって、はじめて自身のしたことの重みを実感するのではないかと考えています。

「出所者が怖い」と思う印象はそのまま出所者にもダイレクトに伝わってしまって、本人たちも何とか頑張ろうと思っていても「やっぱり俺らは出所者だから」と思わせてしまって社会に出てから頑張ろうという気持ちが削がれているのも事実です。

まだまだ解決すべき問題はたくさんありますが、まずは自分にできることは、刑務所から出てきたばかりの出所者の皆さまに住居を提供することだと改めて実感いたしました。